『寝るのだけは天才的に早いよね』


『確かに三秒で寝れるのび太といい勝負だよな』






布団にゴロンと横になりながら、あたし達は小さな声でそう呟くと、二人でフフッと笑ってしまっていた。






『なぁ静?』


『ん?』


『俺達さぁ。ずっとこのまま仲良くいれるといいよな』


『えっ?』







天井を見つめながら、隣で囁くようにそう言った圭の声。




ねぇ圭。



あたしもね。


今同じこと言おうと思ってたんだよ。





ずっと変わらずに。


ずっとこうしていられたらいいなって。



なんだかふとそう思ったから。