『行こうぜ』 『うんっ!』 滑り出した圭の後を追うように、あたしもゆっくりと滑り出していく。 圭が滑ってる姿は、後ろ姿だってカッコ良くて。 なんか片時も目を離せなくなる。 『キャッ!』 だからドジなあたしは… 圭に見とれすぎて…思わず転んでしまっていた。 『おいっ!大丈夫か!?』 圭はそんなあたしの姿にすぐに気付くと、板を外して駆け寄ってきてくれた。