『じゃあ私達も行くからね』 そして圭のお母さん達も、そう言ってリフトへ乗り込んでいった。 『じゃあ行こうか』 慎と慎のお父さんとお母さんは、いつもスキーをしていたけど、今年からスノーボードを始めるらしく、三人で一時間ほどのレッスンが受けられる場所へとそう言って向かっていった。 その結果… リフトの前に残されたのはあたしと圭の二人だけで。 思わず圭と目が合うと、なんか照れ臭くてお互いフフッと笑い合っていた。