宿泊するペンションに着いてからも、あたしの心のドキドキはずっとおさまらなかった。 慎とふざけてはしゃぐ姿も。 眠そうに目を擦る仕草も。 どんな圭も… あたしをずっとドキドキさせる。 何で圭なんだろう。 何で幼なじみの圭に… こんなにドキドキしてるんだろう。 昔からずっと近くにいたのに。 いつから… 圭を男の子として意識するようになっちゃったんだろう。