と、その時…



あたしの右肩に、圭の頭が乗っかってきた。



え?

何?


もしかして…寝ちゃったの?





動揺する気持ちを必死で抑えながら、あたしはそっと右肩の方に目を向けてみた。





やっぱり…。





あたしの肩には圭の頭が乗ってて。



目を閉じて小さな寝息を立てる圭の寝顔が視界に映った。





無防備な可愛い寝顔。



こんな顔して寝られたら…

動けないじゃん。





それからずっと…


肩が重くなってきても、姿勢を崩さずに同じ体勢で座り続けていたような気がする。