『明日から一泊で白馬行くから用意しときなよ〜』




新年を迎え、三が日が過ぎたこの日。




お母さんが部屋に入ってきていきなりそう言った。





白馬?


ってことはスキーとかボード?






『またいきなりじゃん』


『だって急に決まっちゃったんだもん仕方ないでしょ〜。圭介と慎太郎のとこも一緒だからね』






お母さんはそう言うとなんだか浮かれた足取りで一階へと降りて行った。





ほんと…なんでいつも突然決めちゃうかなぁ。



慣れてはいるものの、やっぱり突然こういうことを聞かされると結構困る。





だって圭も一緒なわけだし。


なんかドキドキしちゃうし。





でも楽しみだなぁ。