翌日は、いつもよりずっと早くに目が覚めた。 早く学校に行きたくて。 圭に…会いたくて。 だから早過ぎるぐらいの時間に家を出たあたしは、教室に一番乗りで足を踏み入れていた。 誰もいない朝の教室。 シーンとした校舎の中。 ひんやりとした椅子に座ると、なんだか少しブルっと身震いがした。 圭と同じクラスになってから八ヶ月。 季節は冬を迎えて、もうすぐ今年も終わるぐらいにまで時間は過ぎていた。