大丈夫か?
早くなおして学校来いよ!
たったニ行の…
短い言葉の文字。
久しぶりに圭がくれた……
あたしへの…言葉。
もうあたしのことなんて大っキライで。
圭はあたしなんていない方がいいって思ってると思ってた。
だから…
こんなメモをくれるなんて…
思ってもみなかった。
『圭……ぃっ……』
だから涙が止まらなくて。
声が漏れるぐらい泣き声が溢れてくる。
圭がくれた…
小さなメモ。
あたしはそれをそっと両手で包んだ。
新しい宝物。
圭がくれた…大切な…
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