あたしはあの時、どうすればよかったんだろう?




ベッドに横になりながら、天井をジッと見つめた。





遥を守りたくて…
大切な宝物だったキーホルダーを自分の手で捨てたけど。




どっちも守るためには…


どうすればよかったのかな?





あの時は二つしか選択肢がなかった。



でも今考えたら…


もっと違う選択ができたはずなのに。





ちゃんと圭に話せばよかった。


こんな嫌がらせをされてる、どうすればいい?って…


相談してれば…



あんな誤解を生むことなんてなかったはずなのに。