ＧＯＤＤＥＳＳ

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ザーッといったシャワー音が耳に届く。

あたしは目の前で沸騰しかけているやかんを凝視しながら、小さくため息をついた。


勢いまかせに、やっちゃったなー


彼を引っ張って走り家に着くと、彼を強引に浴室に押し入れた。

何か言いたそうだったけれど、あんなに冷たくなるまで外にいた彼が不憫で、

それに自分を助けてくれたし…


あたしは力まかせに浴室のドアを閉めて、着替えをとってくると呟いていた。

今は着替えを脱衣所において、身体をあたためようとお湯を沸かしているところなのだが、


「はぁ…」


なんかもう、あたしダメだな。


足を付けていた地面が崩れてから、どんどん自分が変わっていく気がする。

親友に、彼氏に裏切られた成れの果てがこれなんて…


情けない

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