GODDESS

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そう言われても…
こんなイケメンいた?
しかも、年下だよね?


重たいまぶたをあげて、じっくりと彼を見る。


襟足を越すくらいの長めの黒髪に筋の通った鼻

目を隠すくらいに長い前髪から覗く瞳は、奥二重でクリッとして可愛い印象を与えている。


カッコイイというよりもカワイイ感じの彼。


「わかんない?」


シュンとうなだれるような雰囲気を出した彼に、ピンとなにかがひっかかった。


「待って!」


何か…何か…
何かひっかかるの。


「待って…」


そっと彼の頬に触れ、励ますように撫でる。

その手を彼の手が上から覆った。


「ちーちゃんさ、昔もこうやって拗ねた俺をあやしてくれたよね。」


そう言って、昔を懐かしむように目を細めた彼にトクンと胸が鳴る。


「“ちーちゃん”?」

「そ、ちーちゃん。」


ちー…ちゃん…

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