だが彼の怒りは
¨まぁまぁ¨
なんて言葉で片付けられ
話は続いた。
「罰ゲームに従って
メールしてんのこいつ。
相手那都の顔も
知らないんだって。」
だからだよ。
だから従ったんですけど。
¨何それ-¨とか
¨ウケる-¨とか
ケラケラ笑うなよ。
彼は自分の気持ちを
ないがしろにされ、
心中穏やかでなくなる。
「相手も相手だよな。」
は??
「知らない奴から
メールきたら普通キモくね??」
キモく.....ねぇよ。
彼は強く反論することが
出来なかった。
彼女が自分のせいで
悪く言われてることは
悔しくてたまらないのに、
自分のメールは
気持ち悪いとは
思っていたからだ。


