幼なじみ攻略法-愛しの先輩様へ、罰ゲームに便乗して-



正門に着いて
辺りを見回した。


まだ来てない。



彼は酷く
そわそわしていた。


来るかどうかさえ、
本当は不安で
仕方なかったのだ。

彼女は彼に初めての
感情を抱かす天才らしい。



携帯を取り出して
弄ぶ。


どうか早くきて。



彼は待つ時間を
楽しめるほどの余裕を
持ち合わせていなかった。



知り合いのブログは
すべて見終わったころ、
ちょっと
頭に響く声が、声たちが
聞こえた。