「わかると思います。
私のことは..
わかるんだっけ??」
そんな彼の思いを
知ってか知らないでか
いや知らないだろうが
彼女は自信満々に
そう答えた。
そして彼の返事もまた
言い終わる前から
決まっていたりした。
「はいっ。
めっちゃ遠くからでも
見つけられます。」
彼のえみり先輩レーダーは
かなり性能が
よろしく半径100メートルは
余裕で発見可能だった。
少しストーカーを
におわせるが...。
彼女の方は
うん、とか、そう、とか
曖昧に返事をして
愛想は良くなかったが、
彼にとってみれば
会話をしてるだけで
幸せなのであった。


