「ううん。 ただ那都君が 年上なんだろうなって 感じただけだよ。」 その何の嘘もない声に 彼は心の底から 安心したのだった。 が、それは一瞬に消え去った。 なぜなら。 「みたら 変わるかもしれないし...。」 なんていうべらぼ‐に 可愛いことを 小さな声でボソッと 付け足してきたからだった。。 小さな声だから 都合良く 捉えてるかもしれない。 彼は自らの耳を疑いつつも 耳のせいにすればいいやと それを逆手にとる 戦法にでた。