「じゃあもう一つ
沙智先輩のありがたい
お言葉あげるよ。」


「え、なんですか??」


「それは…‥‐」


「‐‥…それ本当ですか??」


「本当です。
じゃあせいぜい
嫌われないようにね。」


そうして
沙智先輩のありがたい
お言葉を
半信半疑のまま
受け取った彼は
ついに彼女の名前を
画面上に出したのだった