恐る恐る携帯を取り出す。 携帯がなるなんて 日常茶飯事なはずなのに、 この時はわずかな期待や 何やらが彼の頭を 緊張させていたから そうなるのもしょうがない ことだった。 違うよな。 違うと思う。 違うに決まってるじゃんか。 ふつう知らない人から メールとかいつか流行った チェンメかメルマガ 扱いだろ。 ....でも。 もしかしたら.....。 いや、ない。 ないない。 期待すんな俺。 期待したら駄目だ。 彼は紛れもなく 期待をしていたのだった。