んっ?


あれは・・・。


あたしがその人に気づく前に周りから黄色い歓声が上がった。


「キャー!涼介君よ~!!!」


えっ、涼介君ってあの涼介君!?


あたしはよーく目を凝らしてもう一度壇上の男の子を見た。