「ごめんね、愛理。メイクしてたら時間掛かっちゃって・・・」


「大丈夫だって。女の子だもん、しょうがないよ」


「ほんと?ありがと。ってか涼介と二人きりだったんだ?」


麻衣子が小声で聞いてきた。


「そうなんだけど、涼介君イメージと違って全然しゃべんないからちょっと気まずかった」


テレビとかではあんなにしゃべってるのに。


「まあまあ、そう言わずに。これから話してくれるようになるって。あたしも最初はそうだったし」


「そうかなぁ?」


「そうだって。あ、正樹たち先にお店入っちゃったよ?ウチらも入ろ?」


「うん・・・」


そう返事をしてお店に入った。