そこには涼介君しかいなくて・・・。


かなり気まずい二人の時間。


涼介君は黙って立っているだけで、どうしていいか分からないあたしも微妙な距離を保って立ってるだけ。


「麻衣子たち遅いね?」


声を掛けても返ってくる返事は「そうだな」なんて素っ気ないものばかり。


早く麻衣子か正樹君来てー!


心の中で叫ぶも二人に届くはずはなく。


それから20分ほど経ってから二人が現れた。