父親が草野球をしてた影響で、小さい頃から野球が好きな進次郎。

「進次郎、お前が父さんを甲子園を連れていってや」


進次郎は自信満々に

「まかしとき」と答えた。


進次郎の父、英樹は高校時代、甲子園出場を決めながら部員内暴力が発覚し、甲子園は夢で終わってしまった。

進次郎は小学、中学と頭角をメキメキと発揮し、中学時代は全国大会に出場し、チームを全国3位までにのし上げる活躍。


全国の強豪校から誘いを受ける程の選手になっていた。


「高校は何処にいくんや」と英樹が聞くと、進次郎は、
「卓也と一緒に府立東に行く。俺の球受けるのはあいつしかおらん」


進次郎は強豪校の誘いを蹴って家から一番近い府立東に行くことに決めた。