「は、はい?な…何でしょうか」 緊張で声が裏返った! は、恥ずかしいっ 「さっき泣いてたよな?」 はい、泣いてましたけど… 「って…えっ?!」 何で知ってるの? 何でわかるのっ? 「…何でわかるかって?」 え、超能力ですか先輩? 何で私の心が読めるんですか 「目…腫れてるから」 低い声で呟いたと同時に先輩の手が私の頬に触れた 「ひゃっっ」 ひんやりとした先輩の手が私の涙の筋をなぞるように親指が動く 「泣いた理由当ててやろうか?」 不適な笑みを浮かべながら、先輩は私の目を見つめる