半熟cherry


『い、いいよッ。逢沢クン食べな?』





いや〜ッ!!

恥ずかしい〜ッ!!

さっきから恥ずかしい〜ッ!!

教師らしからぬ態度。

こんなんじゃ加藤先生にまた笑われる〜ッ。





「ひとりじゃ食べづらいし、ね?」





逢沢クンは。

また微笑んだ。

その王子様の微笑みと、プリンの誘惑に。

私は。

………敗北した。





『ん〜ッ、おいしい』





逢沢クンの優しいお言葉に甘え。

プリン一口いただきマシタ。





……加藤先生、このプリン。

また買ってきてくれたら。

少しなら雑用やりますよ……?





自分から多少の雑用ならやってもイイ。

そう思えるプリンだった。





「じゃ、俺も…」





逢沢クンがそう言って口を開けた。




『………なに?』

「…あ〜ん」

『……スプーン、渡したよね?』

「半分あげたんだからこのぐらいサービス、でしょ?」





逢沢クンはさらに口を開く。





要するに。

私に食べさせてってコトかい……。