半熟cherry


…別に。

私に言われたワケじゃない。

そんなのわかってる。





……わかってるケド……。





「……顔、赤いデスよ?」

『ウソッ?!』

「ウソです」





逢沢クンの微笑みに。

ドキドキしてしまう自分がいる。





私が高校生のトキって。

こんなオーラのある人、いた…?





『お、逢沢クンッ』

「はい?」

『プリン、好き?』





私のいきなりな質問に戸惑ってるのがわかったけど。

こういうトキは。

話を変えてしまうに限る…。





「……好きですケド…?」





“話が分からない”

そんな顔をしてる逢沢クン。





『加藤先生からバイト代でプリンもらったから、逢沢クンも持っていって!!』