半熟cherry


『…さ、誘ってなんか…』



グイッ。

ふいに腕を引っ張られる。



『…ッ?!』



郁との距離がいきなり縮まって。

その勢いで郁の胸に飛び込む形になった。



トクン、トクン…と私の耳に。

郁の胸から音が響いてくる。



郁はそのまま。

私の腰に腕をまわすと。





「…もう無理…限界…」





『…ッ!!』



誘われるような甘い声が耳元を擽ると。

背中がゾクゾクしてきて力が抜けそうになる。





『…郁ッ…ん…ッ…』





言葉を発しようとした次の瞬間。

私の言葉は柔らかい感触によって塞がれた。