半熟cherry


「…は?」

郁は眉間にシワを寄せた。



「茜はセンセーだから手伝えないって言うし。
郁チャンだけが頼みなんだよ!!
このままじゃ終わんねぇんだよ〜ッ!!」



涼真は手を合わせたまま郁に懇願する。



……あまりの情けなさに。

親戚であるコトが恥ずかしくなる。



「…悪いケド、手伝えねぇ」



郁は足元に正座してる涼真に。

ため息を吐きながら言った。



「なんでッ!!幼なじみだろ?!」



幼なじみなら涼真の家か郁の家でやればいいのに。



「…………………ぇし」

「は?」



郁が何かを小さな声で言った。



……なんて、言ったんだろ……。