メリルは政次に自分の食べたものや店の説明などをしていたが、政次は少し悩んだ顔をしがら考え事をしていて、全く政次の耳には入っていない…だか急に、ふとメリルに質問を投げ掛けた


『メリルさん、忍…見ませんでしたか?』


征次からの突然な質問に、疑問符を浮かべながら周りを見渡した


『ぁれ?一緒じゃなかったですか?お金貰ってから見てなぃょぉ?』


征次はメリルの返事を聞いて少し肩を落とした、少々面倒臭そうに


『忍はとてつもなく…方向音痴なんですよ……多分、この町で迷ってると思います』


メリルは意外そうな顔をしながら少しほほ笑んだ

『ぁはは、そぅなんだぁ、仕方なぃですね!私たちが迷子のぉ子様のぉ迎ぇに行きましょぅ♪』


なぜかヤル気?探す気満々のメリルは不敵な笑みを浮かべていた、征次はいつもと違い二人掛かりなら、なんとかなるかな?などと思いつつ、二人は忍の捜索を開始した