宿泊研修の事だった。
教室で、男子6人、女子6人ずつ、班長をやりたい人が手をあげる、と言うことに
なっていた。
うちは、どうしようかなあ、と思い、
4人程度しかいなかった。
どっちでもいいしね、と思い、手をあげた。
そして、美波留ちゃんに、
「あと1人、誰がなるのかなあ?」
と聞いた。美波留ちゃんは、
「うち、なろっかな。」
と言った。うちはびっくりした。
美波留ちゃんが班長になったら、うちと同じ班になることはできない…。
「だめだよ!同じ班になりたいし!」
「うん…。」
「おい!誰かなれよ!」
枝松だった。実は、枝松も班長になったらしい。
「おい川崎ー!お前なれよ!」
なんであんたも!?
「どうしよっかなあ…。」
美波留ちゃんは悩んでいた。
スッ
手をあげた。
「おっ!川崎が手をあげてくれたぞ!川崎、ありがとう!」
先生が言った。
!?
やっぱり、美波留ちゃんは、困った人とかが居てもほっとけない
性格だからね。
「さっすが川崎!」
またもや枝松…。
「さすが川崎さん!」
神谷くん。
やっぱり美波留ちゃんっていいなあ。

そして、男子の班長は、
・枝松 奏汰
・天宮 翔
・黒田 雅紀
・神谷 空大
・君島 悠也
・篠塚 慎

女子の班長は、
・都  加菜
・結城 瑠美
・山本 妃乃
・南  聖菓
・川崎 美波留
・天流寺美結

となっている。

そして班長は、C組の隣の教室、「学習室C」へ移動した。
学習室Cとは、い残りなど、授業等では使わない教室。


そして、ここから、うちに大凶が降ってきた。