「あっ!そっか!詩織ちゃん、熱があったのよね。ごめんね、騒がしくしちゃって」
「あっ、いえ。全然いいですよっ」
たぶん、熱は今はないと思う。
百合さんが、あまりにも悲しそうに言うものだから、なんだか申し訳なくなってきた………。
「そうだ。風邪のコイツのためにも、てめぇは早くこの部屋から出てけ。」
(ちょっと、ちーくん………)
「うるさいわよ。だいたい、なんのためにあたしが、この部屋に来たと思ってんのっ?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…