「ゴホッ、わわっ体育?うわぁー……。怜ちゃん、水くれる?」 焦りながら鞄の中を漁り薬をさがす。 「あぁ、はい。」 そう言って怜ちゃんはあたしにミネラルウォーターをくれた。 「ありがとぉ~。ん、んん?」 あ、あれ!? あたしは必死に鞄をまさぐる 「詩織、どした?」 「詩織、まさか、まさかよね?」 「どーやら、薬も忘れちゃったみたいです……。」