怜ちゃんも、雅と同じで、あたしにとっても甘い。 まぁ、あたしのこんな体質を知ってるからだと思うけど。 「あのね、薬を飲まなきゃいけないんだけど、水忘れちゃって………」 「あぁなんだ、そーいうこと。俺、ミネラルウォーター持ってるから、それでよかったら飲む?」 そう言って怜ちゃんは、ビニール袋をガサゴソやってミネラルウォーターを出す。 「飲みかけじゃないから大丈夫だよ。」