《アタシ、ずっと…阿弥が好きで。子どもだって欲しかった、だからそれを創ってたのよ。自分で使う事が出来る訳じゃないのにね…。》
『お前を笑う奴がいたら、殴りに行ってやる…。』



弥勒はそう言うと、愛染の頭をわしわしと撫でて寝室へと戻っていった。

そう、普段ひとの背中を押す事のない彼には、照れくさい行為だったのだ。




それでも、これから襲い来る困難を1人で背負い込んでしまうだろう友人に、精一杯のエールを…。