『助かった、ありがとう。』
【いえ、俺はただ道具を揃えただけのこと。後は貴方が、どうなさるかですよ?】
『うまく出来るか…心配ではあるがな。』



弥勒はにっこり笑って言うと、昨晩床に入ってからずっと考えていたことを話始めた。

それは、まだ決まっていなかった赤ん坊の名前のこと…。



『名前、シンにしようと思うんだ。』
【良い名前です。】
「ぁう!」
『そうか、お前も気に入ったか。』



シンと名付けられた赤ん坊は、これから弥勒とどうやって過ごしていくのか、楽しみに見ていくつもりである。。

まずは、オシメの取り換えから…。



『お前…私の背中で…っ。』
「あぁーっ!うあぁーん!」
『分かったから、泣くな!』



これから食事にしようと立ち上がった、まさにその時。シンが粗相をした為、オシメを替えるハメになった弥勒。
これから、毎日やるのだからと覚悟を決めたのは良かったのだが…。


気合いだけでは、どうにもならないものもある。