「お父さんと何か話してたの?」 「少しだけ自己紹介をしてたんだ…。由優と真剣に付き合ってることも話したよ。」 ちょっぴり照れている理緒と同じように、私も照れてしまった。 「そ…それで、お父さん…なんて言ってた?」 さっきの様子からすると、私たちが付き合ってることに反対したようには見えなかったけど… どんなこと言ったのか、ちょっと気になる…。 瞬きするスピードを速めながら理緒を見ていると、手をギュッと握られた。