ボンヤリとカレンダーを眺めていると、膝の上に置いていた私の手に理緒が手を重ねた。 「クリスマス…由優と一緒に過ごしてもいい?」 ちょっぴり照れくさそうに聞く理緒に、心臓もバクバクしてきてしまった。 「うっ…うん。もちろん…。よ、よろしくお願いします…。」 さり気なく笑顔で言おうとしたけれど、結局、かなりぎこちない言い方になった。 でも、そんな反応になっちゃったのも仕方ない…よね…。 だって、理緒と一緒に過ごせるクリスマスって、夢のまた夢だと思ってたから…。