「あのさ、由優…。」


朝比奈先生が仕事をし始めると、すぐに理緒が口を開いた。


「そういえば話があったんだよね…?」


ドキドキしながら理緒の方に視線を向けると…


「もうすぐ……クリスマスだよな?」


理緒はチラリと保健室の壁に掛けられていたカレンダーに目をやった。


そういわれれば、もうそんな時期だっけ……。