「由優、ありがとう…。そう言ってくれるのは、すげぇ嬉しいんだけど……」
保健室の扉を閉めた理緒が顔を上げると、頬は心なしか赤くなっているような気がした。
「その笑顔とか…俺以外の男には絶対に見せるなよ?由優は…かなり無防備だから…。」
「う…うん。」
とりあえず頷いたものの、イマイチ実感がないんだよね……。
私って無防備…なのかな?
うーん、と頭の中で考えていると、ホッとした様子の理緒は私を連れてソファーの所までやってきた。
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