誰かに呼ばれて後ろを振り向くと、そこには男の子が立っていた。 理緒よりも少し背は低くて、茶髪の男の子。 表情は、なんだか緊張しているような感じだ。 「あ…あの、俺…包海さんの隣のクラスの三島です。初めまして。」 「初めまして…。」 三島君がペコリと頭を下げたのにつられて、私も少し頭を下げた。