「り…理緒、おはよう。」 強く抱きしめてしまったせいか、由優は少し苦しそうに声を出した。 「おはよ、由優。なんでまた外で待ってたんだよ…。寒いから家の中で待ってろって言っただろ?」 「うん…。そうなんだけど、家の中よりも外で待ってる方が理緒に早く会えるでしょ?」 俺のコートの胸元をキュッと握りながらニコリと微笑む由優を見てしまうと… それ以上何も言えなくなってしまう…。 さっきまで、あんなにイライラしていた気持ちは、呆気なく消え去って、嬉しさで胸がいっぱいになっていた。