「なっ…何で、勝手に部屋のドア開けるんだよ!」
俺と由優は慌てて起き上がり、ベッドの上で少し離れて座った。
由優が真っ赤な顔で俯く中、俺は部屋にひょっこりと顔を覗かせたカナを思いっきり睨みつけた。
「ご…ごめん理緒兄…。もしかして、取り込み中だった…?」
「当たり前だろ!?分かってんなら、来るんじゃねぇよ!」
怒濤の勢いで怒りをぶつけると、カナは苦笑いを浮かべた。
「いや〜実は、母さんが珍しく仕事が早く終わったらしくて帰って来たんだよ…。それで由優先輩のこと話したら…めちゃくちゃテンション上がってさ…」
マジかよ…。
普段、あんなに仕事が忙しくて帰りが遅いっていうのに……
タイミング悪すぎだ…。


