「も……もらう?あっ…!まだ理緒に渡してなかったんだよね…。ちょっと待ってね。」
由優は俺から少し離れると、慌ててカバンから何かを出そうとしている。
由優の反応に、ん?とハテナマークを浮かべながら見つめていると、中から赤でラッピングされた正方形の箱が出てきた。
「遅くなっちゃったけど、理緒へのチョコレート…。良かったら受け取って下さい…。」
ゆっくりと差し出された箱をジッと見てしまった。
そっか…。
今日ってバレンタイン…だったんだよな…。
そういえば、朝から女子がチョコレートを持って来てたっけ…。
由優の誕生日のことばかり考えていて、それどころじゃなかったな…。


