部屋に入ると、すぐに由優をギュッと抱きしめた。 いくら弟とはいえ、アイツも男だし… 目の前で抱きしめられる由優を見たら、俺も妬かずにはいられない。 「少しこのままで居させて?」 低い声で呟くように言うと、由優はコクンと頷いて、俺の背中に手を回した。 コートを強く握って抱きしめかえしてくれる由優に、心は次第に落ち着きを取り戻していく。