続・恋する心は“あなた”限定


「カナ…何やってんだよ、離れろ。」


自分でも恐ろしいほど低い声になってしまっていた。

怒りが今ので頂点に達したのは言うまでもない。


「ご…ごめんごめん。つい嬉しくってさ……。ほら、由優先輩って抱きしめたくなるくらい可愛いじゃん…。」


俺が異様なくらいの殺気を漂わせていたせいか、さすがのカナも、気まずい顔をしながら由優から離れた。

「由優、部屋行くぞ。」


「えっ…」


瞬きを何度もさせながら、この空気に馴染めないでいる由優を連れて、自分の部屋へと向かった。