「……りお?どうしてここに…?」 ポツリと呟くと、理緒は私の手を掴んだまま、ゆっくりと顔を近づけてきた。 「ごめんな…。実は先に保健室に来て、由優を待ってたんだ…。」 もう片方の手で私の頬に触れると、チュッと触れるぐらいのキスをして、微笑みを浮かべた。 「由優…誕生日おめでとう…。」