理緒…早く来ないかな…。

視線は保健室の入り口の方にばかりいってしまう。


用事って…女の子からの呼び出し…とかじゃないよね…?


ふと、理緒の誕生日の日のことが脳裏を掠めた。


今日はバレンタインデーだし、女の子たちから告白されても不思議じゃない。


前みたいに…
新谷さんみたいな綺麗な女の子から、告白されてたりして……


あ〜、ダメダメ!
どうしてそういう考えになっちゃうの…?


私ってば、自分で自分を不安な気持ちにさせてるよ…。