プシュ〜ッと顔から湯気が吹き出しているような感覚だ。 自分で言った言葉に、こんなに赤くなるなんて…。 理緒が傍にいる時には、きっと言えないだろうな…。 「由優ちゃんは、本当に空守君が大好きなのね。私も、青春時代に付き合ってた彼から、そんな風に言われてみたかったわ〜」 憧れの目で過去を懐かしんでる朝比奈先生に、少し苦笑いを浮かべてしまった。