「ちょっと気になっちゃって!」 興味津々に目を輝かせながら私を見る先生に圧倒されてしまった。 理緒の好きなところ…。 ポンと頭の中には理緒の姿が浮かぶ。 たくさんありすぎて、挙げきれないよ…。 ジワジワと頬が熱を帯びていく中、私は小声で答えた。 「ぜ…全部……です。理緒の全部が好き…。」