二人になると、心拍数が一気に上昇する。 深呼吸しても、ドキドキが増すばかりで落ち着かない私の心。 なかなか言葉を続けることが出来ずにいると、理緒がニコリと笑った。 「放課後…、保健室に行こっか?」 まるで、私が言おうとしていたことを分かってくれていたみたい…。 理緒の言葉に驚きつつも、嬉しく思っている自分がいた。