想像はしてたけど…


やっぱり女の子たちの驚き方は凄いな…。


確かに理緒と私じゃ、釣り合いがとれてないもんね…。


私は色んな方向から飛んでくる視線を避けたくて、理緒の後ろに隠れるように立った。




『朝っぱらから二人で堂々と登校だなんて、熱いよな〜。なんか包海さんのイメージ変わっちゃったなぁ〜。』


『だよな。男がいたなんて、ガッカリだな〜。』


声の方にチラッと視線を向けると、教室の後ろで男の子が数人、輪を囲みながらこちらを見て笑っている。


私は、目にジワリと込み上げてくるものを必死に堪えながら、男の子たちに背を向けた。





“バンッ!!”