今日は、由優も風邪ひいているわけだし、そっと抱きしめるだけ…… そう思ってベッドに入ったけど、理性って頼りにならないな…。 由優の声も言葉も仕草も全てが可愛くて、早くも暴走してしまいそうになる想いを抑えるのに必死な状態だ。 「理緒?」 由優が顔を上げて俺を見つめる。 “ん?”と穏やかに微笑んで反応したが、内心かなりドキッとしてしまった。 「ちょっと遅くなっちゃったけど…、あ…明けましておめでとう…。」